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「腓骨神経麻痺」がマジックで治った?

[2021.11.09]

 不思議なことが起こったのでご報告させていただきます。

 

 40代女性が運転中に側面から車に衝突され、「腰部ねんざ」とのことで、幸い外傷もなく手足の動きに支障をきたすようなことはなかったそうです。

 

 ところが翌日入浴中に、左の膝の外側面から足首にかけての部分の感覚がおかしい、触っていることはわかるが痛みは感じないようになっていることに気づかれました。そこで診てもらわれた結果、「腓骨神経麻痺」との診断を受けられました。

 

 「腓骨神経麻痺」とは、「Medical Note」から引用しますと

腓骨神経麻痺ひこつしんけいまひとは、足の運動や感覚を司る腓骨神経に障害が生じることを指します。腓骨神経は下肢のなかでも膝下から外側面を通り、足の甲にかけて走行をしています。特に膝の外側において体表面に近い場所を走行しており、ここを締め付けられることにより神経障害を受けることが多いです。正座を長時間したときに足がしびれたり、動かしにくい感覚を覚えたりしたことがある方は多いと思いますが、これらも腓骨神経に対しての刺激が原因となって生じる症状です。

腓骨神経は足首を曲げるのに重要な役割を担っています。そのため、腓骨神経麻痺を生じると足を思うように曲げることができず、物によくつまずき転倒する、といったリスクも伴うようになります。

と書かれています。治療としてはビタミン剤などを投与したり、ときには手術をされることもあるようです。

 

 この方は、歩き方も問題なく痛みもありませんので、特段日常生活に問題があるようではありませんでしたが、やはり足の感覚がおかしいことはいやなことだと思います。

 

 何かできることはないかを考えましたが、いいアイディアが浮かびません。そこで仕方なしに(?)、痛覚が消失している左足の部分で、どのような色にOリングテストで反応があるのかを診てみました。すると「赤色」に反応がありましたので、その部に赤色のマジックで写真のように斜線を引いてみました。これで良くなるという確信なんて全くありませんでした。

 

 が、驚くべきことが起こりました。描いた途端「痛いのがわかる」と言われたのです。このことから皮膚が色や形状をなんらかの形で認識し、状態が変わったことは間違いないことなのでしょう。その機序が将来解明されることを願いますが、とりあえず不快なことを取り除くことができ良かったです。

 

(追記)2021.11.22

 その後、感覚は戻ったままで異常はないとのことです。

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