メニュー

痛風発作風とカラーと数字

[2025.04.24]

 50歳台男性のお話です。

 

 1週間前ぐらいから、両足の親指の付け根付近の側面や足裏側が痛むとのことで来院されました。この方はこれまでも1年に一度ずつぐらい足の指の痛みを訴えられ来院されていました。ちなみに尿酸値は正常を少し上回る程度で、尿酸を下げる薬を日頃服用されていません。今回も歩くのがすこし辛そうでした。

 

 以前は足の親指の付け根の背側が赤く腫れて痛んでおられることが多かったのですが、今回は指の側面、底面の方が痛むものの発赤もほとんど認められない、かつ両足(これまではどちらかの片足)ということで少しこれまでとは違った様相でした。

 

 あまり腫れてもおらず、赤くもないということで「刺絡をするのがいいのかどうか」少し考えました。

 

 そこで最近よくさせていただいているカラーのマジックで患部に数字を描くということをまずしてみることにしました。反応のあったのは「白」で「-3」でした。描いてみますと痛みは1分以内に半分以下になりました。

   

 

 まだ痛みは残っていましたので刺絡もその後させていただきましたが、「マイナスの数字にも何か意味があるだろう」と考えさせられた症例でした。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME