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薬剤誘発性頭痛(薬剤乱用頭痛)

[2026.07.06]

 「薬剤誘発性頭痛」という病気をご存じですか。 

 

 これまたAIに聞くと以下のように答えてくれました。 「薬物誘発性頭痛(現在は「薬剤の使用過多による頭痛」や「薬物乱用頭痛」と呼ばれます)」は、頭痛を和らげるための鎮痛薬を長期間・頻繁に飲みすぎることで、かえって頭痛が悪化・慢性化する病気です。

 

 最近このような患者さんお二人にお会いすることがありました。「頭痛」はつらいものだと思いますが、そのために「痛むのが嫌でお薬を前もって飲む」という状況に陥っている方が「薬剤誘発性頭痛」を引き起こしやすいようです。

 

 この病気は20年前ごろに講演会で聞いたことがあり、そのときに演者の先生に質問したことがありました。「薬剤誘発性頭痛の方に対してはどうすれば良いのでしょうか?」「痛み止めを飲まないように指導します」「そうすればどうなるのでしょうか?」「元の頭痛の状態に戻ります」とのことでした。

 

 なにかしっくりしませんでしたが、その当時の私はそれ以上何も考えることはできず、「痛いから痛み止め飲むんだけれど、飲み過ぎてはいけないんだ」ということだけが頭に残りました。

 

 それから長い年月を経て、今では考え方が変わっています。「なぜ痛くなるんだろう?その原因を取り除く、改善させることができたら痛まないだろうに」と考えるようになっています。しかし私には「どこに原因があって、それでこうなって頭痛が起こっている」という機序はわかりません。ただその原因を治すかもしれない手段として、漢方薬、その他の手技を用いて診療しています。

 

 診察させていただき頭痛以外の困ったことや普通ではないところを見出すことができた場合、それらを改善する方法を持ち得ている場合があります。その際にはそれを提案し、実践させていただきます。

 

 そうしますと最近お会いした薬剤誘発性頭痛の患者さんは、頭痛が起こらず薬をほとんど飲まなくても大丈夫になられました。このように「頭痛を治そう」とするのではなく、身体全体を少しでも良い方向へ向けることができれば、困っていること(この場合は頭痛)が自ずと良くなっていただける、人間にはそれだけ強い自然治癒力を持ち合わせているのだと実感します。

 

 最近では「頭痛予防薬」とされる飲み薬や注射薬も出てきましたが、そういうお薬に頼らずにこのような方法でも改善する可能性があるのだということをお伝えできれば幸いです。

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