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蜂に刺された(カラーと数字、刺絡)

[2025.04.21]

 珍しくこの時期(4月18日)に足長バチに刺されたという方が来院されました。ふくらはぎの下の方が赤くなり腫れていました。どこを刺されたかは判りましたので、その部を中心に刺絡を20か所ぐらいし、さらにその部を吸引してさらに出血させました。これにより蜂に刺された毒素は少しでも体内に回りにくくなったのではないかと考えます。

 

 刺絡後も刺された付近は痛みがありましたので、その痛みを何とかできないか考えました。そこでこれまでもときどきさせていただいているように痛い部位に反応がある色、数字を調べてみました。これまでは「0」から「9」までの数字だけで調べていましたが、つい最近から「-1」から「‐9」までの数字を調べるようにしていました。なぜマイナスの数字を調べるようになったかと申しますと、特段理由はなく「なんとなく」というのが本音です。

 

 結果「赤」「-2」に反応が認められましたので、刺された付近に直接「赤」で「-2」と複数個描きました。なぜ複数個描いたかと申しますと、まず大きく「-2」と描くと痛みは軽減したのですが、「まだ痛みが残るところがある」という訴えがありましたので、その部に小さく「-2」と追加して描いたのです。

 

 この処置をして数時間後にその後の経過をお聴きしましたところ、腫れはほとんどなく痛みも1/10ぐらい残っているだけとのことでした。虫刺されに対して「ポイズンリムーバー」という道具も市販されており、刺された直後に刺絡吸引することの有用性は認められているかと存じますが、さらにマジックで数字を描くことで症状を軽減できた例であると考えます。

 

 「+(プラス)」ではなく「-(マイナス)」の数字の「意味の違い」は何なのか、ますます不思議になってきました。

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