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「疾患に対する院長の独り言」

妊娠に伴う正中線と出産時の会陰切開後に残る痛みについて(2021.10.06更新)

 「妊娠線」というのは知っていましたが、「正中線」というのは知りませんでした。「正中線」というのは妊婦さんの70%に見られるものであるとネットで知りました。

 

 産後6日目の女性が来院されました。咳が出て困るとのことで受診されたのですが、診察室へゆっくりと歩いて入ってこられました。お聞きしますと、安産だったそうですが、分娩時の会陰切開の部位の痛みのために早く歩けないとのことです。なんとかならないものかと考えますが、いい考えは浮かびません。咳のための診察でお腹を診せていただくと、みぞおちからかおへその下まで茶褐色の細い線がありました。私の知っている妊娠線とは違いびっくりしました。

 

 

 ひょっとしたら、この線が会陰部の痛みになにか関係しているかもしれないと考え、お腹に金銀のマジックで上の写真のように描いてみました。すると驚くことに正中線の色や太さは全く変化ありませんが、会陰切開の痛みが軽減し普通に歩けるようになられました。このような現象が起こった機序は全くわかりませんが、患者さんが喜んで下さったことは私にとってうれしいことであったのは言うまでもありません。

 

 痛みが消失したということは何らかの反応が体に起こっていることは間違いないと思われ、描きつづけることにより会陰部の痛みがある方の痛みが消失、軽減し、さらには正中線が早く消退すればと願います。

 

 このように金銀のマジックで描くことについてもう少しお知りになりたい方は、「疾患に対する院長の独り言」の中の「手術後の部位が痛んだり、違和感がある方はいらっしゃいませんか?(ケロイドの対処法)」もお読みいただければ幸いです。

 

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