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「咳払い」について(咽喉頭異常感症、梅核気、ヒステリー球)

[2021.06.24]

 診察させていただく際に、よく「咳払い」をされる方がいらっしゃいます。そしてそのような方の多くは「咳払い」を何度もされていることに気付かれていません。「咳払い」をするのに道具は必要ありませんし、瞬間でできますし、ご本人にとっては一時的でも喉の詰まりが改善できますので、何回もしたくなるのもうなずけます。「咳払い」でなはく小さな「咳」のこともあります。ご本人には何も悪気はないですが、周りの人にとっては耳障りなこともあるかもしれません。

 

 なぜ「咳払い」をするのでしょうか?その理由は、私にも経験がありますが、上にも書きましたが、のどの違和感(イガイガ感)、詰まった感じがあり、それを解消したいがために「咳払い」をされるのだと考えます。一部の方は耳鼻科を受診されておられますが、「大きな異常は見られない」ということが多いかと思います。これらは「咽喉頭異常感症」「ヒステリー球」「梅核気」とも呼ばれます。

 

 このような状態は、漢方医学的には「気」の巡りが悪くなり、気が滞った状態であると考えます。残念ながら「気」というものは見えませんが、私は必ずあるものだと思っています。このような考えがあるだけに、このような状態を改善させる漢方薬は「半夏厚朴湯」が代表的ですが、ほかにも数多くあります。半夏厚朴湯以上の効果を示す漢方薬もあり、上手に選択する必要があります。なぜなら、咳ばらいをしたくなる状況はいろいろなことが考えられ、それを改善するの方法は1種類ではないからです。もっともうまくいく場合には、お飲みになられた直後から違和感が消失することもあります。

 

 このような「咳払い」をよくされる方のみぞおちを押すと痛みを訴えられることが多く、このことが「気」の巡りが悪くなっていることの判断材料になります。(みぞおちを押されて痛む場合でも、「胃」などが悪くないことも多いのです)

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