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「寝汗」について

[2022.03.28]

 「寝汗」をかいて困るという方が時々いらっしゃいます。「寝汗」は「盗汗」といわれることもあり、「寝汗」という限りは睡眠中の発汗を言います。誰しも睡眠中の少量の発汗はありますが、睡眠中にパジャマを2-3回着替える必要があるというような方もおられます。そのような方の睡眠状況はけっして望ましいものではなく、快眠ではないでしょう。

 

 寝汗の原因をネットで調べると、西洋医学的にいくつかの原因が挙げられています。ここでは西洋医学的なことは何も申し上げませんので、ご興味ある方はまたいろいろと調べていただくとして、漢方医学的にはどのように考えられているかをお話ししたいと思います。

 

 東洋医学的には「陽」と言われる温かいものと「陰」と言われる冷たいものがあり、それらがスムーズに適切な量が身体の中をめぐっているのが「健康な身体」とされています。「陽」とは「気」というものを指し、目でみることはできず、現代科学的手法でもとらえることはできません。(これが東洋医学が分かりにくいとされる原因の一つだと個人的には考えています)一方「陰」は「血液」や「水分」のようなものを指し、目でみることができます。

 

 ところが、何らかの原因で「陽」と「陰」のバランスが崩れてしまうこともあります。寝汗をかくような方は、「陽」の量は普通に対して「陰」の量が少なくなっていると考えられ、「陰虚;陰が虚している状態」であると言われます。このような状態では「寝汗」が認められます。

 

 「寝汗」をかく人は「陰」が少ないわけですから、水分をたくさんとればいいと考えがちですが、それではうまくいかないことが多いです。飲みすぎて睡眠中の排尿(夜間尿)が増えてしまったりすることもあり、ますます「快眠」からはずれてしまいます。

 

 このようなときにもある種の漢方薬をお出しします。ところが、「陰虚」のときにお出しする漢方薬は、ほかの状態のときにお出しする漢方薬よりも種類が少なく困ることもあります。

 

 そのような中で2か月前ぐらいからご来院されている患者さんの例では、一晩に2-3回パジャマを着替える必要があったらしいですが、今では印象として「寝汗」が半分ぐらいになってきたと言われています。しかしまだ半分しか改善していません。完全に寝汗がなくなるまで頑張りたいと思います。

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