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下がった口角(斜めになった唇);顎関節症の治療について

[2019.03.26]

   ときどき、左右の口角のどちらかが下がって唇が斜めになっている方に出会います。有名な政治家の方でも見られます。なぜそのようになるのでしょうか。はっきりとした原因はわかっていないと思います。

 

   このような方を診察させていただいて、いくつか気づいたことが最近あります。一つ目はそのような方に舌を出していただくとまっすぐ出てこないで、斜めに出てくることがあるということです。さらには口を大きく開けたり閉じたりしていただくと、痛みを伴うなどして口がスムーズに開け閉めできず、顎関節付近から音がする場合もあったり、片方の奥歯で噛めないといわれる方もあります。

 

 この状態は「顎関節症」と診断され、歯科や口腔外科などで、マウスピースのようなものを装着するような治療をお受けになられたり、ときには手術を受けられる方もあるようです。

 

 このように顎関節の調子が悪い人には左右のどちらかだけ肩こりがきつい、片方のこめかみあたりが痛みやすいというような、左右差のある症状を訴えられることも多いようです。下がった唇を上げて、左右差をなくし唇を水平にすることができたならば、上記のような症状が軽減する方がいらっしゃいます。

 

 このようなときに私が行う治療方法とは、左膝関節付近に小さなシールを貼り、その周囲に金色、銀色のマジックで点を描くだけです。この方法は、西島明氏が考案された金銀療法と加島春来氏が考案された色彩療法を合わせ、鹿児島の鍼灸師である池添一仁氏によって考え出された方法です。この治療法は副作用といわれるものはほとんどなく、お金もあまりかかりません。シールを貼り、マジックで描いた途端、下がった唇が戻りまっすぐになり、「口も開けやすくなった」と言われることもしばしばです。30年前から顎の調子が悪かったという方でもすぐに良くなりました。

 

 1週間に1度ぐらいシールを新しいものに貼り替え、マジックで描き続けていますと、シールも貼らず、マジックで描かなくても左右の口角の高さが同じになります。その際には舌はまっすぐ突き出され、顎関節付近から音もしなくなります。さらにはふらつきや肩こりも軽くなったりします。

 

 この方法を知ってからは患者さんの口角が下がっていることに敏感になりました。これまではそれに気がついても、改善していただく方法を提案できませんでしたので、見て見ぬふりでした。申し訳なかったです。

 

 大きな口を開けてお食事できるようになります。今度の節分には恵方巻きを大きな口を開けて食べていただきたいと思います。

 

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