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大腿骨頚部骨折後の筋力低下について

[2021.01.26]

 高齢化社会になり、特に女性に多いですが転倒したときに大腿骨骨折(多くは大腿骨頚部骨折)を起こされる方があります。その場合は手術をし、その後リハビリをされて社会復帰を目指すことになることが大半です。しかし、骨折した方の足を中心に筋力が落ち、リハビリをしてもなかなか元通りに歩くことができないことも多いです。

 

 そのようななかで、ある患者さんに出会い驚くべき発見がありました。その方は78歳女性です。3ヶ月前に大腿骨骨折で手術を受けられ、専門病院で3ヶ月リハビリを受けられ、退院後久々に来院されました。足を診せていただきますと、明らかに骨折した方の足は細くなっています。そのためか足の力が弱っており明らかに左右差がありました。「これだけ細くなっているのだから足の力が弱いのは仕方がないなあ、これから日常生活を送っていただくなかで筋力を上げていくことにより、元のように歩けるようになっていただければ」と考えました。が、「ひょっとしたら頭に鍼を打ったらどうなるのだろうか」という考えが浮かびました。そこで、患者さんにご説明し、頭に鍼を打たしていただくご許可をいただき、頭に数本の鍼を打たしていただいた途端、弱っている方の足の筋力が飛躍的に強くなり、左右差がほぼなくなりました。これには患者さんも私もびっくり仰天です。そのため、その後の患者さんの歩き方がスムーズになったのは言うまでもありません。足の太さは戻っていないにも関わらず、筋力が瞬時に戻るというのはどういうことなのでしょうか。その理屈はわかりませんが、このような事が起こったことは事実です。

 

 「足が細いから力がでない」と決め付けることは間違いだと思います。単にリハビリを続けるだけでなく、このように鍼を頭に打つことを併用することはいいことだと思います。

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