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「奇跡です」と言われること

[2019.04.03]

 ときに医学雑誌ではない一般雑誌などを読んでいると、「そんなこと医学的には考えられない」と考えてしまいがちな内容の記事に触れることがあります。同様に現代医学、もう少し正確に表現するなら現代西洋医学的には怪しげに思えるようなタイトルの本も出版されています。このような場合多くの医師は、その現象を自身では到底説明できないためか、「それは奇跡だ」とか言うだけで終わることも多いように思えます。それならまだましで、「そんなことはありえない」とはなから否定してしまわれるときもあります。

 

 このような場面に遭遇したときに、以前の私はご多分に漏れず上記のような態度をとっていたと思います。しかし今は違います。ひょっとしたら「事実で、奇跡といわれるようなことではないのかも」そしてそうなら「そこには何らかの機序があるはず」と思うのです。

 

     確かに今はその現象がどういう理屈で起こっているのか説明できないけれど、いつか説明できる日が来るのかもしれません。それならば、今は説明できないようなできごとでも上手に活用し、結果的に患者さんが良くなられることに応用できないかと考えています。その手段が世間では認められていなかったとしてもです。

 

 たとえガンでも手術もせず、抗がん剤や放射線治療も使わずに治ったとされる方がそれなりの人数でいらっしゃるみたいですから。そのような患者さんの手助けをできればいいと思っています。

 

 ガンは本当に不治の病なのでしょうか。

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