「快眠、快食、快便」と「自然治癒力」(その2 快食について)
よく健康を維持する秘訣として「快眠、快食、快便」があげられます。これはとても的を射ていることだと思います。
そこで今回は、「快眠、快食、快便」のなかで、「快食」についてもう少し詳しく考えてみます。
「快食」とは、「いつもおいしく食べられる」ということです。
たとえばお昼の12時に少しおなかが空いているので、お昼ごはんを食べようとして食べたところ、おいしく食べられなければ「快食」ではありません。またお昼ごはんをたくさん食べ過ぎたために、夕食をおいしく食べられなければこれまた「快食」とはならないです。基本として時間がきたからご飯を食べようとする必要はありません。しかし、規則正しい生活を送ることは健康を維持するためには大事なことです。それなりに決まった時間においしく食べられるような状態でいられるように努める必要はあります。
よく間違うのが、風邪を引いたりして食欲が落ちているときに、食べなければ病気に負けると思い、無理に食べられる方がおられます。これは大きな間違いです。身体は「食べたくない」と訴えているのです。その心の叫びを聞き入れて「食べない」のが正解です。そのうち食欲も戻り食べたくなるはずです。「食べたくない」と感じているのに食べてしまうと、それを弱った身体で処理、消化しなくてはなりません。今病気と戦うことに全力を傾けようとしているときに、余計な仕事までする必要がでてきます。それでは本末転倒になってしまいます。
また「腹八分目」とはよくいったものです。食べすぎは決して身体にとよいものではなく、「快食」に結果的になっていないと思います。
「快眠、快食、快便」になればそれでけでお元気になっていただける気がします。