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新型コロナウイルスワクチンについて

[2021.02.19]

 最近のニュースでは、コロナ患者さんの減少傾向の話よりも、ワクチンについての話が大半を占めている気がします。確かにワクチンに関する情報の方が、知りたいところであるのは事実ですが。

 

 「接種を受ける、受けない」ということを判断することは大切なことですがとても難しいことです。接種したほうが良いとされる判断材料として以下のような文言をよく目にします。

 

 「ワクチンの有益性が危険性をしのぐので、接種したほうが良い」というような内容の文言です。

 

 このことについて、もう少し考えてみたいと思います。具体的な数字は例えの話ですので事実とは異なると思ってください、

 ワクチンを接種する人と、接種しない人を10000人ずつに分けて様子を見ることにします。1か月後にそれらの患者さんを観察して、接種したほうの10000人からコロナに感染した人が5人いました。接種しなかった10000人から1は100人感染者が出ました。ただし、接種した方で重大な副反応が出た方が1人いました。という例えで考えてみます。

 

 確かに、感染した人は100人対5人で、感染した人はワクチンを打つことで95人少なくなったので、ワクチンの効果はあったと思います。でもよく考えると、ワクチンを打たなかった人でも9900人はかからなかったわけです。その一方、副反応が出た人は1人いらっしゃいます。

 

 このようなときに上記のように「ワクチンの有益性が危険性をしのぐので、接種したほうが良い」とされるのです。

 

 ここで私の疑問が出てきます。これは接種する方々、接種しない方々とグループでとらえてしまっているということに対する疑問です。いくら、全体的に見て効果があったとしても、重大な副反応が出て、その後の生活が一変してしまった方にとっては決して10000分の1ではなく、1分の1です。

 

 社会全体のことを考えることは大切であると思います。ワクチンを接種することなく感染し、重篤な状態になってしまう方もおられるかもしれません。しかし、「もし重篤な副反応が自分に出てしまったら」と思うと残念に思う自分があることは事実です。また、ワクチンが次世代に何か問題を起こさないのかという心配もあります。このことについては誰もわからないはずです。

 

 ワクチン接種が始まり、広がっていくこの時期にもう一度、ご自身でよくよくお考えいただく材料にしていただければ幸いです。

(あわてて書きましたので、充分に伝わるのか、また間違ったことを言っていないのか自分自身心配です。)

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