コロナ感染、コロナワクチンの後遺症(?)副反応(?);カップラーメンの味やにおいは判らないけど、ラーメン屋さんのラーメンの味やにおいが判るということの違いはなぜ?
コロナワクチンを接種後、嗅覚や味覚がほとんどなくなって困っている患者さんが来院されました。感染しなくてもワクチン接種でこのようなことが起こるようです。
この方に対して私はその方に合うと考えられる漢方薬をお出しするとともに、頭(頭皮)に鍼を打たせていただきました。そうして1か月ぐらい経過を観察させていただいたところ、このようなことをお聞きしました。
「カップラーメンの味やにおいは全くしないけれど、ラーメン屋さんのラーメンの味とにおいはわかるようになった。ミカンの味やにおいは判るけれど、ミカン風味といわれるものの味やにおいは判らない」と言われたのです。
これは何を意味するのでしょうか。「人間はひょっとしたら本来、天然のものと人工のものの違いを嗅覚や味覚で見分けることができるような能力を持っているのだろうか?」「もしそうだとしたら、食べようとするのは天然のものを選択するのだろうか?」などと考えてしまいます。このことがあってから、コロナに感染してから味覚、嗅覚が落ちていた別の患者さんにそのようなことをお話しすると、その方も「そう言われればそのような感じだった」といわれたのです。
幸い、最初お会いした時の苦痛を10としたら2ぐらいまで軽減しておられるとのことですが、0になられるまで努力したいと思います。
追記(2021.12.23)
味覚の方は98%ぐらい回復し、「カップラーメンの味もわかるようになった」とのことですが、それに対して嗅覚はそこまでは回復されていないようです。