酸素飽和度がマジックで数字をお腹に描いたら上がった!
「咳や鼻水が出て、咳をすると前胸部全体が少し痛む」という79歳の患者さんが来院されました。熱発はなく、聴診しても特に問題ありません。「かぜ?」と思いましたが、酸素飽和度を測定しますと94%と少し低めです。そのため「肺炎等ではないか」と心配になり、さらには以前心不全にもなられたこともあったために胸部レントゲン写真をとらせていただきました。
幸いレントゲン写真でも特に異常はなく、「肺炎、結核、肺癌、心不全」などの重篤な病気は否定することができました。また気管支喘息も聴診上否定できると考えました。
ではなぜこの方の酸素飽和度が94%と低いのでしょうか。以前来院された際には96%ぐらいありましたので、何らかの理由で下がっていることは事実であると思います。
そこで、患者さんが「少し胸が痛む」という訴えに着目してOリングテストを応用して、胸腹部をチェックしてみました。そうしますと、右胸腹部には「青色」さらに「6」という数字、左胸腹部には「白色」「2」に反応を認めましたので、それに従い写真のように描いてみました。その直後、患者さんが「なんとなく息がしやすくなった」とおっしゃられ、酸素飽和度も96%に上昇していました。
患者さんが「なんでや(大阪弁で「なぜなんだ?」)」とおっしゃいましたが、なぜだか私にもはっきりはわかりません。でもこのような変化、現象があったことには間違いありません。
「『息が吸いにくい』という状態になぜなったか」という原因として、人間にある「気の巡り」というものが少し滞り気味になっていたためだと私は考えます。しかし私は「気」というものを見たこともありませんし、その存在を証明する手段を持ち合わせていません。ですからあくまでも推測にすぎません。
一方でどうやら、「色」や「数字」が人体になんらかの影響を及ぼすことは間違いのない事実のような気が最近しています。その結果患者さんの苦しさが軽減したこと、それだけで私はとりあえず「良かった」と思っています。万が一、数字をマジックで描くことにより変な状態になっても、すぐに消せば元に戻ると考えているので安心です。「色や数字」の効果は一時的かもしれませんがこの良くなった状況で、後はご自身のお持ちの自然治癒力でより良い方向、正常な状態まで戻っていただければと願います。