漢方医学(「同病異治」の哲学)を読んで
[2019.10.08]
渡辺賢治医師の書かれた漢方医学(「同病異治」の哲学)という本を読みました。
これまでの漢方についての歴史的なことや、先人たちの苦労のほども知ることができ良かったです。
以前から知っていたことですが、日本では医師免許をもっていれば漢方薬を患者さんにお出しすることは何も問題ないですが、これは世界的にみても珍しいことなのです。中国や韓国では、西洋薬をお出しできる免許と漢方薬をお出しできる免許は異なるため、どちらかしか一人の医師では処方することができません。このような事実をもってして、日本の漢方薬の大家であられた大塚敬節先生は以下のように言われたそうです。
「一流の漢方医と一流の西洋医が一人の患者を診ても1+1は2にしかならない。しかし一つの頭の中に一流の漢方の知識と一流の西洋医学の知識を持つことで1+1は4にも5にもなる」
私は現時点でどちらも一流ではありませんが、一流になったならばそれを実践できる可能性があると思うと頑張らなければと思った次第です。
頑張らなければ