「ケトン体が人類を救う」という本を読みました。著者は産婦人科医であられる宗田哲男氏です。大変勉強になりました。ケトン体とは、糖質制限食をすれば体内に増えてくる物質です。ケトン体というのは身体にとって良いものではないという認識がありましたが、最近の私は「それは間違っていた」と考えています。そういうことを含めて、日頃から「糖質制限食をすることはなんら問題ない」と認識している私にとって、その意を強くする内容でした。

　著者は産婦人科医で、お産をたくさん扱っていらっしゃる立場なので、妊婦さんで高血糖状態になっている方にときに遭遇されておられます。妊婦さんは、妊娠していないときに比べて血糖値が上がりやすい状態になっているようです。それが行きすぎたときには高血糖になり、糖尿病と診断されます。そのときに多くの医師の対応が間違っており、妊婦さんが困った状態に陥っているケースが多いことを嘆いておられます。その結果、母子ともに危険にさらされる分娩になることもあるという事実を知りました。

    少子化、高齢出産傾向になっている日本にとって、せめて正しい知識で安心してお産できるようになって欲しいと思います。もし、妊娠されている方、妊娠を希望される方、不妊にお悩みの方は一度お読みになられることをお勧めします。

　元気な赤ちゃんを授かられることをお祈りいたします。