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あれだけ腫れていた「ふくらみ」が1日で消失した;やっぱり気の巡りが滞ると腫れる?

[2025.07.25]

 先日びっくりするようなことがありました。(私が言うのはおかしいかもしれませんが)

 

 70歳代の女性が「左の前腕が前日から腫れてきた」ということで、夜診の時間帯に来院されました。診せていただくと確かに写真のごとくポッコリと腫れています。押すと軟らかくプヨプヨした感じで、押しても痛みもなく、痒みも全くないとのことでした。大きさは4.5cmx2㎝、高さは1㎝弱でした。

 

             

 

 これは何かと考えましたがよくわかりません。患者さんには「ガングリオンといわれるようなものかなあ」と申し上げましたが、正しいかどうかはっきりしません。ただ腫れている部位は三焦経と小腸経といわれる経絡が通っているとされていますので、それぞれの経絡の「榮穴」といわれるツボに円皮鍼という小さな鍼を貼ってその日はお帰りいただきました。(鍼の刺激でそれらの経絡の巡りが改善できればと考えました。) それ以外の処置や投薬をしなかったのは痛みや痒みがなかったからです。というかそれ以外何も思い浮かばなかったからです。どうなるのか不安でしたので、翌日来院していただくようにお願いしました。

 

 患者さんはお約束どおり翌日来院して下さいました。

 

 その日の午前中はまだ腫れていたそうなのですが、お仕事を終えられたお昼過ぎに気が付くと全く腫れが消失していたとのことでした。

 

 いったいあれは何だったんでしょうか。私は「なんらかの不具合でその部分で気の巡りが滞りぎみになり、その結果前腕にあのようなふくらみができた。それを鍼の力で滞りを解消させることができた。」と考えますが、よくわかりません。気の巡りが滞ると固く腫れると考えていますが、今回のように柔らかい盛り上がりは初めてです。

 

 どうなっているのか判りませんが、消失したことは事実です。

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