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腸で味を感じるそうです

[2024.06.06]

 私の学生時代の教科書には、味は「舌の先で甘みを感じ、奥の方で苦味を感じる」など、味を感じる場所は味によって異なると書かれていました。味の味覚地図などと表現された図をご覧になられた方もあるかと思います。私は学生実習で舌の先に甘いものを乗せて「なるほど」と納得jしていた記憶があります。しかし今では、これは全く間違っていたことが明らかになりました。思い込みは怖いです。

 

 今では舌には味蕾(みらい)というものがあり、その中に複数種類の味細胞というものが入っており、味細胞の中に甘い味を感じるもの、苦い味を感じるものなどと、味細胞の種類によって感じる味が違うということが分かったのです。つまり、舌のどの部分でもいろいろな味を感じることができるのです。

 

 さらにはもっとすごいことがわかってきたようです。「気管、膵臓、腸」でも味を感じることができるということがわかってきたようです。人間の身体の不思議さがますます大きくなってきました。コロナ感染で味覚障害が出た人がいらっしゃいましたが、舌以外で味を感じることができるということと関係があるのかもしれません。

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